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2015年1月30日 (金)

大学の派閥は一生つきまとう??

派閥人事、ときけば大企業を舞台にしたテレビドラマの題材になるものです。同時に、総合病院での理事会を舞台にしたもので有名なのが「白い巨塔」。ご存知、山崎豊子氏名作ですが、何度もテレビドラマ化されては、高視聴率を誇っています。

ところが、実際の大学派閥というものは、現在その「弊害」がクローズアップされてきたこともあり、だんだんと解消している…といわれています。普通、東大医学部卒という医師でも、東北や北海道では「??」という存在でしかありません。東北なら東北大学、北海道なら北大か札幌医大の方が圧倒的に学閥が強く、地域の病院に顔が利くのは後者の方です。

ただ、派閥とはいっても、各病院はより高いスキルを持った医師を欲しがります。とりわけ私大の場合は、昨今順天堂大学がめきめきと力をつけ、学生の人気は慶応以上といわれます。日大出身と慈恵医大出身を比べても、医師のレベルの差は個人の差であって、大学の差はまずありません。つまり、学閥の力はむしろ病院内の経営という「理事会」での発言力に限られているといってよいでしょう。

今や、どの医大を出ても、結局働きたい場所の大学を探して医局に入局することが、医師としての「本籍」を確保することです。九州で働こうとするなら、京都大学医学部卒の肩書きは何の役にも立ちません。北九州ならば産業医科大学の方がメリットがあるのです。これは派閥とは違います。全ては大学医局によって研修医が地域の病院に派遣されることで、地域の独特なネットワークが構成される、ということです。

いうなれば、地域閥というものはある程度認められます。これは、日本全国の様々な地域の事情に適した医療制度を、地域が独自に対応しているから、といえましょう。

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