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2016年12月16日 (金)

医師の仕事って何してるんだろう??

医師の仕事って、患者さんの病状を見て薬を処方してればいいから楽、とか思っている人が多くて困ります。医師にもいろいろな役割がありますし、そもそも内科や外科、耳鼻科や消化器科など、人体のどこを専門とするかで仕事の内容もだいぶ違ってくるんです。ドラマのようにかっこよく手術するから報酬が高いというのも間違いで、手術一回でいくら、なんて単発報酬で稼いでいる医師なんてほとんどいません。医師といえど勤務医は雇われている人間なので、一日働けばいくら、というサラリーマンと決して変わるところはないのです。職務の内容だって、診察を行って患者さんにお礼を言われることもありますが、ずっと机にかじりついて論文を読んだり、研究結果をまとめたり、医局内の臨床結果を取りまとめたりと地味ですが頭を使う作業に費やされる日々もたくさんあります。大学病院などでは学生の世話もしなければなりませんし、指導や論文の添削などは骨の折れるものです。決して毎日同じルーティンワークをしているわけではなく、わりと雑多な仕事をしていると思っていただいて結構です。個人病院などでは自分の裁量で大体の仕事をこなすことができますが、大きい病院組織というものは割と縦割り社会なので、先輩医師や医局長、教授などの顔色を窺ったり、指示されたことを確実に遂行するようにするなど、世渡りや作業の効率などの要領のよさのほうが求められるのかもしれません。なかなかしがらみの多い仕事でもあるので、純粋に患者の役に立ちたいとか、あまり理想を掲げすぎているとつぶれてしまう医師も多く、転職を繰り返している人もいますね。何事も忍耐と、少しのあきらめが必要というのは私の信条なのです。

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